Tシャツのアイロンのかけ方と注意点

Tシャツのアイロンのかけ方と注意点

アイロンかけは、Tシャツの見た目を整え、シワを取り除くために重要な作業です。しかし、Tシャツの素材によってアイロンのかけ方や注意点が異なります。この記事では、代表的な素材であるコットン、ポリエステル、ウール、シルク、レーヨン、リネンについて、それぞれの特徴とアイロンかけの方法を紹介します。これにより、お気に入りのTシャツを美しく保つための知識を身につけていただければ幸いです。

コットン(綿)Tシャツのアイロンかけ

特徴と一般的な注意点

コットンは、吸湿性が高く、通気性も良いため、アイロンがけが比較的簡単な素材です。しかし、高温に弱い面があるため、アイロンの温度設定には注意が必要です。また、シワになりやすいので、アイロンかけをする前に軽くスプレーで水をかけると効果的です。

アイロンかけの手順

  1. 温度設定: アイロンを中温(140-160度)に設定します。多くのアイロンにはコットン用の設定があります。
  2. 準備: Tシャツを裏返し、アイロン台にしっかりと広げます。これにより、生地を傷めずにアイロンをかけることができます。
  3. スプレー: シワが多い部分には、アイロンをかける前に軽く水をスプレーします。
  4. アイロンかけ: 生地に沿ってアイロンを滑らせ、シワを伸ばしていきます。襟や袖口など細かい部分は、アイロンの先端を使って丁寧にかけます。
  5. 仕上げ: アイロンがけが終わったら、すぐにTシャツを着用するか、ハンガーにかけて乾かします。

 

ポリエステルTシャツのアイロンかけ

特徴と一般的な注意点

ポリエステルは、耐久性が高く、シワになりにくい素材ですが、熱に弱い特性があります。高温でアイロンをかけると溶けてしまうことがあるため、温度設定には特に注意が必要です。また、直接アイロンを当てるとテカリが発生することがあるので、あて布を使用すると良いでしょう

アイロンかけの手順

  1. 温度設定: アイロンを低温(110度以下)に設定します。ポリエステル用の設定がある場合はそれを使用します。
  2. 準備: Tシャツを裏返し、アイロン台に広げます。あて布(薄い布やタオル)を準備します。
  3. あて布: Tシャツの上にあて布を置き、その上からアイロンをかけます。これにより、ポリエステルの表面を保護します。
  4. アイロンかけ: あて布越しにアイロンを軽く滑らせ、シワを伸ばしていきます。あて布が無い場合は、アイロンを素早く動かして同じ箇所に長く当てないようにします。
  5. 仕上げ: アイロンがけが終わったら、すぐにTシャツを着用するか、ハンガーにかけて乾かします。

 

ウールTシャツのアイロンかけ

特徴と一般的な注意点

ウールは、保温性が高く、冬のTシャツとして人気がありますが、アイロンかけには注意が必要なデリケートな素材です。高温に弱く、アイロンの熱で縮んだり変形したりすることがあります。必ず低温で、スチームを使用することをお勧めします。

アイロンかけの手順

  1. 温度設定: アイロンを低温(110-120度)に設定し、スチーム機能を使用します。
  2. 準備: Tシャツを裏返し、アイロン台に広げます。あて布を使用するか、直接スチームを当てる準備をします。
  3. スチームアイロン: あて布を使用する場合は、その上からスチームアイロンをかけます。直接スチームを当てる場合は、アイロンを浮かせてスチームだけを当てるようにします。
  4. アイロンかけ: アイロンを軽く滑らせるようにしてシワを伸ばします。力を入れすぎず、やさしくかけることがポイントです。
  5. 仕上げ: アイロンがけが終わったら、平らな場所に置いて冷まし、その後ハンガーにかけて保管します。

シルクTシャツのアイロンかけ

特徴と一般的な注意点

シルクは、光沢があり、滑らかな肌触りが特徴の高級素材です。非常にデリケートで、摩擦や熱に弱いため、低温でのアイロンかけが必要です。また、直接アイロンを当てると傷むことがあるため、必ずあて布を使用します。

アイロンかけの手順

  1. 温度設定: アイロンを低温(110度以下)に設定します。
  2. 準備: Tシャツを裏返し、アイロン台に広げます。あて布を準備します。
  3. あて布: シルクの上にあて布を置き、その上からアイロンをかけます。直接アイロンを当てないように注意します。
  4. アイロンかけ: あて布越しにアイロンを軽く滑らせ、シワを伸ばしていきます。特にデリケートな部分は、アイロンを浮かせてスチームを当てるだけにします。
  5. 仕上げ: アイロンがけが終わったら、すぐにTシャツを着用するか、ハンガーにかけて乾かします。

 

レーヨンTシャツのアイロンかけ

特徴と一般的な注意点

レーヨンは、木材パルプなどの天然原料から作られる再生繊維で、柔らかく、滑らかな感触が特徴の素材です。シルクに似た光沢があり、ドレープ性も優れていますが、水に濡れると強度が低下するため、慎重な取り扱いが求められます

アイロンかけの手順

  1. 温度設定: アイロンを低温(110度以下)に設定します。
  2. 準備: Tシャツを裏返し、アイロン台に広げます。あて布を準備します。
  3. あて布: レーヨンの上にあて布を置き、その上からアイロンをかけます。直接アイロンを当てないようにします。
  4. アイロンかけ: あて布越しにアイロンを軽く滑らせ、シワを伸ばしていきます。特にデリケートな部分は、アイロンを浮かせてスチームを当てるだけにします。
  5. 仕上げ: アイロンがけが終わったら、すぐにTシャツを着用するか、ハンガーにかけて乾かします。

 

リネン(麻)Tシャツのアイロンかけ

特徴と一般的な注意点

リネンは、亜麻の茎から作られる天然繊維で、通気性が良く、吸湿性に優れているため、夏に最適な素材です。涼感があり、熱を放散しやすい性質があります。しかし、シワになりやすいので、アイロンかけは重要な作業となります。

アイロンかけの手順

  1. 温度設定: アイロンを高温(180-200度)に設定します。リネンは高温に強い素材です。
  2. 準備: Tシャツを裏返し、アイロン台に広げます。アイロンをかける前に、軽くスプレーで水をかけます。
  3. スプレー: シワが多い部分には、アイロンをかける前に軽く水をスプレーします。
  4. アイロンかけ: 生地に沿ってアイロンを滑らせ、シワを伸ばしていきます。襟や袖口など細かい部分は、アイロンの先端を使って丁寧にかけます。
  5. 仕上げ: アイロンがけが終わったら、すぐにTシャツを着用するか、ハンガーにかけて乾かします。

 

まとめ

各素材にはそれぞれの特徴があり、適切なアイロンかけの方法を守ることで、お気に入りのTシャツを美しく保つことができます。コットンは中温であて布を使用し、ポリエステルは低温であて布を使用、ウールはスチームを使用し低温で、シルクは低温であて布を使用し、レーヨンは低温であて布を使用、リネンは高温でスプレーを使用してシワを取ります。これらのポイントを守って、毎日のアイロンかけを快適に行ってください。

 

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