耐久性のあるTシャツの選び方とおすすめ素材

Tシャツは季節を問わず活躍するファッションアイテムですが、何度も洗濯するうちにヨレたり、色あせたり、縮んだりすることがあります。特にお気に入りのTシャツが短期間でダメになってしまうと残念な気持ちになりますよね。そこで今回は、耐久性のあるTシャツを選ぶポイントや、おすすめの素材、さらに長持ちさせるためのケア方法について解説します。
耐久性のあるTシャツの特徴とは?
耐久性のあるTシャツとは、長期間着用や洗濯を繰り返しても型崩れしにくく、色あせや生地の劣化が起こりにくいTシャツのことです。その特徴として、以下の点が挙げられます。
厚手の生地
生地が薄いTシャツは、洗濯を繰り返すとヨレやすく、摩擦に弱いため、耐久性が低くなります。一般的に、生地の厚さは「オンス(oz)」という単位で表され、6オンス以上のものは丈夫で長持ちするとされています。
Tシャツの厚さオンスについては下記の記事をご参照ください。
高品質なコットン素材
耐久性のあるTシャツには、高品質なコットン素材が使われていることが多いです。特に、ヘビーウェイトコットンやリングスパンコットンは耐久性が高く、型崩れしにくいのが特徴です。
綿100%のTシャツの魅力については下記の記事をご参照ください。
二重縫製(ダブルステッチ)
Tシャツの首元や袖口、裾部分がダブルステッチ(2本の糸で縫われている)になっていると、ほつれにくく耐久性が向上します。通常のTシャツはシングルステッチのことが多く、摩耗に弱いため、長持ちさせるならダブルステッチのものを選ぶと良いでしょう。
Tシャツの縫い目の種類と特徴については下記の記事をご参照ください。
縮みにくい加工
コットン素材のTシャツは洗濯時に縮みやすいため、防縮加工(プリシュランク)が施されているものを選ぶと、サイズが変わりにくく長く着られます。
耐久性のあるTシャツに適した素材
Tシャツの耐久性を決める最も重要な要素の一つが「素材」です。適切な素材を選ぶことで、型崩れや色あせ、毛羽立ちを防ぎ、長期間愛用することができます。ここでは、特に耐久性に優れたTシャツの素材について詳しく解説します。
ヘビーウェイトコットン
ヘビーウェイトコットンは、通常のTシャツよりも厚みがあるコットン素材です。一般的なTシャツの生地は4〜5オンスの厚さですが、ヘビーウェイトコットンは6オンス以上が多く、丈夫で長持ちします。厚手の生地のため、摩擦や引っ張りに強く、洗濯を繰り返しても型崩れしにくいのが特徴です。また、肌触りもしっかりしており、一枚でも安心感のある着心地を提供します。
メリット
・厚みがあるため丈夫で長持ち
・洗濯を繰り返しても型崩れしにくい
・透けにくく、一枚でも着やすい
デメリット
・通常のTシャツよりも重みがある
・夏場はやや暑く感じることもある
リングスパンコットン
リングスパンコットンは、通常のコットンよりも繊維が細かく、滑らかな肌触りが特徴の高品質素材です。通常のカード糸(短い繊維を含んだコットン糸)よりも耐久性が高く、毛羽立ちが少ないため、長くきれいな状態を保ちやすいのが魅力です。
メリット
・通常のコットンよりも強度が高く、長持ちする
・滑らかな肌触りで着心地が良い
・毛羽立ちが少なく、見た目の美しさが長く続く
デメリット
・通常のコットンよりもやや高価
・柔らかい分、厚手のTシャツには向かないことがある
ポリエステル混紡(コットン×ポリエステル)
ポリエステル混紡は、コットンにポリエステルを加えた素材で、コットンの柔らかさとポリエステルの耐久性を兼ね備えています。ポリエステルは縮みにくく、シワになりにくいため、洗濯後も形が崩れにくいのが特徴です。また、速乾性が高く、汗をかいても乾きやすいので、アクティブなシーンにも適しています。
メリット
・コットンよりも耐久性が高く、縮みにくい
・速乾性があり、汗をかいても快適
・シワになりにくく、お手入れが簡単
デメリット
・天然素材に比べて化学繊維の風合いが強い
・長時間着ると蒸れを感じることがある
メリノウール
Tシャツの素材としてはあまり一般的ではありませんが、メリノウールは天然繊維の中でも特に耐久性と快適性を兼ね備えています。ウール特有の抗菌・防臭性があり、長時間着用しても臭いがつきにくいのが特徴です。また、吸湿性と通気性にも優れており、夏でも快適に着用できます。
メリット
・抗菌・防臭性が高く、臭いがつきにくい
・吸湿性と通気性が優れており、快適な着心地
・耐久性が高く、摩擦にも強い
デメリット
・価格が高め
・ウール特有のチクチク感を感じる場合がある
耐久性のあるTシャツを長持ちさせるケア方法
せっかく耐久性のあるTシャツを手に入れても、適切なケアをしなければ寿命が短くなってしまいます。以下のポイントを意識して、長く愛用できるようにしましょう。
裏返して洗う
プリントTシャツの場合、裏返して洗濯することで、デザインの色あせを防ぐことができます。
ネットに入れる
洗濯時に洗濯ネットに入れることで、摩擦や引っ掛かりによるダメージを軽減できます。
低温で洗う
熱いお湯で洗うと、生地が縮みやすくなるため、30℃以下の水で洗うのがベストです。
陰干しする
直射日光に当てると、生地が劣化しやすくなるため、風通しの良い場所で陰干しすることをおすすめします。
乾燥機を避ける
乾燥機の高温は、生地を傷めたり縮ませたりする原因になります。できるだけ自然乾燥を心がけましょう。
Tシャツの洗濯の方法と干し方については下記の記事をご参照ください。
まとめ
耐久性のあるTシャツを選ぶには、厚手の生地・高品質な素材・二重縫製・防縮加工などのポイントをチェックすることが重要です。さらに、ヘビーウェイトコットンやポリエステル混紡などの丈夫な素材を選ぶことで、より長持ちするTシャツを手に入れることができます。また、洗濯や干し方などのケア方法を意識することで、お気に入りのTシャツを長く愛用することができるでしょう。耐久性のあるTシャツを選んで、長く快適に着られる一枚を見つけてみてください!
大阪でTシャツを作成するなら
弊社では大阪府大阪市に実店舗が3店舗、大阪府門真市に実店舗が1店舗あります。
玉造にある店舗は土日祝でも対応可能です。
お急ぎの際には是非ご相談ください。
-
前の記事
体育祭におすすめのTシャツは?
-
次の記事
Tシャツの縫い目の種類と特徴