Tシャツについた口紅を落とす方法

Tシャツについた口紅を落とす方法

Tシャツにうっかり口紅がついてしまった!そんな経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか?お気に入りのTシャツについた口紅のシミは目立ちやすく、普通の洗濯だけではなかなか落ちにくいものです。しかし、適切な方法で対処すれば、しっかりと落とすことができます。本記事では、Tシャツについた口紅を効果的に落とす方法をご紹介します。また、事前にできる予防策についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

口紅の成分と落ちにくい理由

口紅のシミを効果的に落とすには、まずその成分を理解することが重要です。口紅は、一般的な食べこぼしや泥汚れとは異なり、油分と色素が主成分となっているため、水だけで簡単に落とすことができません。

口紅に含まれる主な成分は以下のとおりです。

・油分(ワックス、オイル)

口紅のなめらかさや密着力を高めるために使われています。ワセリンやミツロウ、ホホバオイルなどの成分が含まれ、これらの油分が衣類の繊維に絡みつきやすく、普通の洗剤だけでは落ちにくい原因となります。

・色素(顔料、染料)

口紅の鮮やかな発色を支える成分で、顔料(油になじみやすい粉末)や染料(繊維に定着しやすい色素)が使用されています。特に、ロングラスティングやティントタイプの口紅には染料が含まれており、布地に色が染み込みやすいのが特徴です。

・保湿成分(ヒアルロン酸、スクワランなど)

唇の乾燥を防ぐために配合されており、油分と相まって衣類に付着すると落としにくくなります

これらの成分の影響で、口紅のシミは水や普通の洗剤ではなかなか落とせません。特に水溶性の汚れと違い、油分をしっかり分解することがシミ落としのポイントになります。そのため、口紅のシミを落とす際は、油汚れに強い洗剤や溶剤を使って、適切に対処することが重要なのです。

口紅のシミを落とす基本ステップ

口紅がTシャツについてしまったら、まずは以下の手順で対処しましょう。

① 余分な口紅を取り除く

口紅がついたばかりの場合、ティッシュや乾いた布でやさしく押さえ、余分な口紅を取り除きます「絶対にこすらないこと!」こすると布の繊維に口紅が染み込み、落としにくくなってしまいます。

② 汚れを浮かせる

口紅の油分を浮かせるために、次のいずれかの方法を試します。

・クレンジングオイル:メイク落としと同じ要領で、口紅のシミ部分に馴染ませて軽くなじませます。
・食器用洗剤:油汚れに強い食器用洗剤(中性洗剤)を使い、シミ部分に直接塗布します。
・アルコール(消毒用エタノール):シミ部分にエタノールを少しつけ、綿棒や布でトントンと軽く叩くようにします。

③ 洗濯する

洗剤で汚れを浮かせた後は、通常の洗濯を行います。ただし、熱いお湯は色素を繊維に定着させる可能性があるため、ぬるま湯(30~40℃程度)で洗うのがベストです。

効果的な口紅のシミ落とし方法

より頑固なシミには、以下の方法を試してみてください。

① クレンジングオイル+食器用洗剤

1、クレンジングオイルをシミ部分に塗る。
2、数分放置して汚れを浮かせる。
3、食器用洗剤を少量加え、やさしくもみ洗いする。
4、ぬるま湯ですすいでから洗濯する。

② ベンジン(シミ抜き用溶剤)

1、ベンジンは油性の汚れを落とすのに優れており、口紅のシミにも効果的です。
2、シミ部分にベンジンを含ませた布をあて、軽くたたく。
3、汚れが布に移ったら、別の部分で繰り返す。
4、最後に通常通り洗濯する。

③ 重曹ペースト

1、重曹と少量の水を混ぜてペースト状にする。
2、シミ部分に塗り、5~10分放置。
3、軽くこすり、ぬるま湯ですすぐ。

この方法は、白いTシャツナチュラル素材の衣類に特におすすめです。

やってはいけないNG行動

口紅のシミを落とす際に、やってはいけないこともあります。

・こすらない:口紅の色素が繊維の奥に入り込んでしまう。

・熱湯を使わない:色素が定着し、シミが落ちにくくなる。

・乾燥機を使わない:シミが落ち切る前に乾燥機をかけると、汚れが繊維に固定される。

適切な方法で対処すれば、口紅のシミもきれいに落とせます。

Tシャツに口紅がつかないようにする予防策

シミを防ぐために、事前にできる対策もあります。

① メイク後にTシャツを着る

メイク前に服を着てしまうと、メイクの際に口紅がつきやすくなります。先にメイクを済ませ、髪も整えた後でTシャツを着るようにしましょう。

② ティッシュオフする

口紅を塗った後は、一度ティッシュオフして余分な口紅を取り除くと、服に付きにくくなります。

③ ロングラスティングタイプの口紅を使う

落ちにくい口紅を選ぶことで、服への付着を防げます。特にマットタイプやティント系の口紅は、比較的服につきにくいです。

④ スカーフやタオルでカバーする

服を着るときに、スカーフやフェイスタオルで顔周りを覆うことで、口紅が直接Tシャツにつくのを防げます。

まとめ

Tシャツについた口紅のシミは、油分と色素を適切に分解することがポイントです。クレンジングオイルや食器用洗剤を活用し、こすらずやさしく落としましょう。また、事前の対策をしっかり行うことで、口紅の付着を防ぐことも可能です。

今回ご紹介した方法を試せば、お気に入りのTシャツもキレイな状態に戻せるはず!ぜひ実践してみてくださいね。

Tシャツについたファンデーションの落とし方については下記の記事をご参照ください。

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