Tシャツのタグの取り方ガイド

Tシャツを着るときに、襟元やサイドについているタグがチクチクして気になることはありませんか?また、オリジナルTシャツを作る際に、ブランドタグを外したいこともあるでしょう。しかし、間違った方法でタグを取ると、生地がほつれたり、穴が開いてしまうこともあります。
そこで、この記事では Tシャツのタグをキレイに取り除く方法 を解説します。自分に合った方法を試してみてください。
Tシャツのタグの種類を知ろう
Tシャツのタグは、単なるブランド表示だけでなく、素材の情報や洗濯方法が記載されている重要なパーツです。しかし、タグの種類によっては取り外しやすさが異なり、適切な方法を選ばないと生地を傷つけてしまうことがあります。そこで、まずはタグの種類を知り、自分のTシャツに合った取り外し方を選びましょう。
縫い付けタイプ(ラベルタグ)
特徴
・タグが生地に直接縫い付けられているタイプ。
・一般的なTシャツの襟元やサイド部分に多い。
・ブランド名やサイズ、洗濯表示が記載されていることが多い。
・四辺をしっかり縫い付けているタイプと、上部や両サイドのみを縫い付けているタイプがある。
取り外しの難易度: ★★★☆☆(やや難しい)
糸を切ることで比較的きれいに取れるが、縫い跡が残ることがある。
無理に引っ張ると生地が伸びてしまうので注意。
折り返しタイプ(ループタグ)
特徴
・タグの端が折り返されて縫い込まれているタイプ。
・ネックラインや裾部分に付いていることが多い。
・小さめのタグが多く、肌への違和感を減らすためのデザインがされている。
取り外しの難易度: ★★☆☆☆(比較的簡単)
縫い目の部分をほどくと簡単に取れるが、生地を傷めないように慎重に作業することが大切。
糸をリッパーなどで少しずつ切ると、きれいに取れる。
熱転写(プリント)タイプ
特徴
・生地に直接プリントされたタグで、インクを使って印刷されている。
・スポーツ用Tシャツや速乾性のあるTシャツに多い。
・縫い目がなく、肌に直接当たらないため快適。
取り外しの難易度: ★☆☆☆☆(基本的に取れない)
一般的にはタグの取り外しができないため、削ることも難しい。
経年劣化で自然に薄れていくことが多いが、気になる場合は上から別の布を縫い付けて隠す方法もある。
サイドタグ(脇や裾部分のタグ)
特徴
・襟元ではなく、Tシャツの脇の部分や裾に付いているタグ。
・ブランドロゴや素材表記、洗濯方法などが書かれていることが多い。
・大きめのものはチクチクしやすく、不快感を感じることがある。
取り外しの難易度: ★★★☆☆(やや難しい)
縫い目がしっかりしているものが多いので、リッパーやハサミを使って慎重に切るのがコツ。
糸をほどいた後、生地のほつれを防ぐために軽く縫い直すときれいに仕上がる。
簡単なタグの取り方(初心者向け)
はさみでカットする方法
【おすすめ度:★★★☆☆(簡単だけど、少し残る)】
必要な道具
・小さめの ハサミ(糸切りばさみがベスト)
・ピンセット(細かい作業がしやすい)
手順
・タグの根元を確認
タグがどこで縫い付けられているか確認しましょう。
・ハサミで慎重にカット
縫い目ギリギリの部分を少しずつ切っていきます。勢いよく切ると生地を傷つけるので注意!
・残った糸をピンセットで取り除く
糸が残っている場合は、ピンセットで丁寧に抜きましょう。
❌ デメリット
→タグの一部が残る可能性がある。
きれいにタグを外す方法(中級者向け)
糸をほどいて取る方法
【おすすめ度:★★★★☆(手間はかかるが仕上がりがキレイ)】
必要な道具
・リッパー(糸をほどく道具)
・ピンセット
・ハサミ
手順
・タグの縫い目をリッパーでほどく
縫い目の糸を少しずつカットしながら、タグを外します。
・ピンセットで糸を抜く
糸が残っている場合は、ゆっくり引き抜きます。
・軽くアイロンをかける(必要なら)
縫い目のあとが残った場合、アイロンを当てると目立ちにくくなります。
✅ メリット
→生地を傷めず、キレイに取れる。
❌ デメリット
→手間がかかる。
プロ仕様!完全にタグを取る方法(上級者向け)
縫い直しでタグを取る方法
【おすすめ度:★★★★★(見た目が最もキレイ!)】
必要な道具
・リッパー
・ミシンまたは針と糸
・アイロン
手順
・リッパーでタグの部分だけほどく
縫い目を完全にほどかず、タグが付いている部分のみほどく。
・タグを外す
ゆっくりと引き抜きます。
・同じ縫い目で縫い直す
元の縫い目と同じようにミシンまたは手縫いで仕上げる。
・アイロンで仕上げ
縫い直した部分をアイロンで整えると、さらにキレイな仕上がりに。
✅ メリット
→見た目が自然で、まるで最初からタグがなかったような仕上がり。
❌ デメリット
→手間と技術が必要。
タグを取るときの注意点
❌ やってはいけないこと
・勢いよく引っ張る → 生地が伸びたり、破れる原因に!
・大きなハサミで切る → 余計な部分までカットしてしまうことも。
・無理に引っ張って糸を抜く → 縫い目が広がってしまう可能性がある。
◎ 失敗しないコツ
・まず目立たない部分で試す
・ 焦らず、少しずつ作業する
・ 生地に負担をかけないようにする
タグを取った後のケア方法
タグを取った後、縫い跡や糸のほつれが気になる場合 は以下の方法を試してください。
・アイロンで生地を整える → 縫い目が目立たなくなる。
・手縫いで補強する → ほつれが気になる部分を軽く縫い直す。
・布用接着剤を使う → 糸が解けるのを防げる。
まとめ
Tシャツのタグを取る方法には、「ハサミで切る」「リッパーでほどく」「縫い直す」など、さまざまなやり方があります。簡単に済ませたい場合はハサミでタグを根元からカットする方法が便利ですが、多少タグが残る可能性があります。よりキレイに仕上げたい場合は、リッパーを使って糸をほどき、タグを丁寧に取り除く方法がおすすめです。完璧な仕上がりを目指すなら、タグを外した後に縫い直すことで、まるで最初からタグがなかったかのような自然な仕上がりになります。
タグを取る際は、生地を傷めないように慎重に作業し、必要に応じてアイロンをかけたり、補強の縫い直しを行うことで、Tシャツを長く快適に着られるようになります。自分のTシャツや用途に合わせて最適な方法を選び、着心地の良い一枚に仕上げてみましょう!
タグの必要性については下記の記事をご参照ください。
.
大阪でTシャツを作成するなら
弊社では大阪府大阪市に実店舗が3店舗、大阪府門真市に実店舗が1店舗あります。
玉造にある店舗は土日祝でも対応可能です。
お急ぎの際には是非ご相談ください。
-
前の記事
Tシャツについた口紅を落とす方法
-
次の記事
Tシャツの買い替えのタイミングとは?