通気性のいいTシャツとは?

暑い季節や運動中に欠かせないのが「通気性のいいTシャツ」。蒸れにくく、快適に過ごすために重要なアイテムですが、ただ「薄い」だけでは本当に快適とは言えません。この記事では、通気性のいいTシャツとは何か、選び方、素材の違い、お手入れ方法まで具体的に解説します。
通気性がいいTシャツとは?
単純に「風を通す」だけではなく、汗を素早く吸って乾かし、体温調節を助けるTシャツのことです。
通気性が高いと、汗によるベタつきや、衣服内の不快な湿気を感じにくくなります。これにより、体力の消耗も防げ、パフォーマンスも維持しやすくなります。
特に日本の蒸し暑い夏では、通気性に優れたTシャツを選ぶことが、日常の快適さを大きく左右します。
通気性のいいTシャツのメリット
・蒸れにくい
・汗を素早く乾かす
・においがこもりにくい
・肌への負担が少ない
・体温調整がしやすい
スポーツ時はもちろん、通勤通学、アウトドア、リモートワーク中の快適な室内着としても、メリットは大きいです。
素材による通気性の違い
通気性は「素材」で大きく左右されます。それぞれの特徴を見ていきましょう。
コットン(綿)
・特徴:自然素材で肌触りが良い。吸水性が高い。
・通気性:ほどほど。湿気を吸うが、乾きは遅め。
・向いている場面:軽い運動、リラックスタイム。
※ただし、汗を大量にかくシーンには向きません。汗が乾かず、冷えてしまうことも。
コットン(綿100%)のTシャツについて詳しくは下記の記事をご参照ください。
ポリエステル
・特徴:軽く、乾きやすい。耐久性も高い。
・通気性:高い。吸汗速乾機能を持った製品が多い。
・向いている場面:スポーツ、外作業、旅行。
最近では「メッシュ編み」でさらに通気性を高めたポリエステルTシャツも主流になっています。
ポリエステルのTシャツについて詳しくは下記の記事をご参照ください。
リネン(麻)
・特徴:天然繊維でシャリ感があり、非常に涼しい。
・通気性:非常に高い。風がよく通る。
・向いている場面:真夏の普段着、おしゃれ着。
リネンは汗をかいてもベタつきにくく、見た目も爽やか。デザイン重視の人にもおすすめです。
リネンのTシャツについて詳しくは下記の記事をご参照ください。
ブレンド素材(混紡)
・コットン+ポリエステル、リネン+コットンなど、素材を組み合わせたTシャツも増えています。
・それぞれの素材の良いところを取り入れ、バランスをとっています。
例えば「綿の肌触り×ポリエステルの速乾性」という形で、日常でもスポーツでも使いやすいTシャツが作られています。
混紡素材のTシャツについて詳しくは下記の記事をご参照ください。
通気性のいいTシャツの選び方
選び方のポイントをまとめます。
素材をチェックする
前述のように、ポリエステル、リネン、混紡素材が特におすすめ。
生地の編み方に注目する
メッシュ構造や、薄手のジャージー編みは通気性が高い傾向。
サイズ感を確認する
ピタピタよりも、少し余裕のあるシルエットの方が風が通りやすい。
機能性表示を確認する
「吸汗速乾」「クールタッチ」「抗菌防臭」などのタグがついているかを見ましょう。
試着できるなら試す
実際に着たときに「風が抜ける感覚」があるかがポイント。
お手入れ方法も重要
通気性のいいTシャツを長持ちさせ、機能性をキープするためには、正しいお手入れが欠かせません。特に吸汗速乾や抗菌防臭などの機能を持つTシャツは、適切に扱わないと性能が低下してしまいます。
洗濯時のポイント
洗濯ネットに入れる
摩擦や引っかかりを防ぐために、Tシャツは裏返してネットに入れて洗濯しましょう。特にポリエステル素材やメッシュ構造のものは傷みやすいため注意が必要です。
優しい洗剤を使う
通常の洗濯用洗剤でOKですが、機能性ウェア用の中性洗剤を使うと、吸汗速乾性や抗菌機能を長持ちさせやすくなります。柔軟剤の使用は基本的に控えた方がいいでしょう。柔軟剤は繊維をコーティングしてしまい、通気性を落とす原因になります。
汚れがひどい場合は予洗いする
汗や皮脂汚れが目立つときは、洗濯前にぬるま湯で軽く押し洗いしておくと、清潔感を保ちやすくなります。
乾燥時のポイント
陰干しが基本
直射日光の下に干すと、生地が硬くなったり、色あせたりする原因になります。風通しの良い日陰で干すのがベストです。
型崩れを防ぐため、ハンガー干しをする
肩幅に合ったハンガーを使い、できるだけ自然な形を保って乾かしましょう。ポリエステル系Tシャツは水分が飛びやすく、乾燥時間も短いので、部屋干しでも問題ありません。
乾燥機はできるだけ避ける
高温の乾燥機は素材を傷め、収縮や機能低下を招きます。どうしても使う場合は「低温モード」に設定しましょう。
Tシャツの洗濯と干し方については下記の記事をご参照ください。
保管時のポイント
しっかり乾かしてから収納する
わずかに湿った状態で収納すると、カビや臭いの原因になります。完全に乾いたことを確認してから、クローゼットにしまいましょう。
シワになりにくい畳み方を意識する
特にリネン素材のTシャツはシワがつきやすいので、できるだけ平らに畳んで保管すると、着用時に見栄えが良くなります。
Tシャツの収納方法については下記の記事をご参照ください。
まとめ
通気性のいいTシャツは、素材・作り・機能性に注目して選ぶことが大切です。
暑い季節に快適に過ごすための基本アイテムだからこそ、妥協せず自分に合った一枚を選びたいところです。
普段着にも、スポーツにも、そして旅行にも、Tシャツひとつであなたの夏の快適さはぐっと変わります。
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