印象を左右する“首まわり”の選び方

Ｔシャツはシンプルで誰でも持っている定番アイテムです。けれど、同じ白Ｔでも「なんだか似合わない」と感じたことはありませんか？その原因、もしかしたら“襟ぐり”にあるかもしれません。

Ｔシャツ選びで多くの人が重視するのは、サイズ感や丈感、生地の質です。でも、実は首まわりの開き具合＝“襟ぐり”こそが、顔の印象やスタイル全体に強く影響するポイントなのです。

1. 襟ぐりのタイプ
2. 襟ぐりの広さが変える“印象とバランス”
3. 襟ぐり”の見つけ方
4. コーディネートへの影響
5. ユニセックス化が広げた“襟ぐりの選択肢”
6. まとめ
7. 大阪でＴシャツを作成するなら

襟ぐりのタイプ

Ｔシャツに使われる主な襟ぐりは、以下のようなタイプがあります。それぞれ印象や着こなしの自由度が異なります。

・クルーネック：もっともベーシックな丸首。首まわりが詰まっていて、カジュアル感や安定感が強い。誰にでも合わせやすい。

・Vネック：首元がV字に開いていて、すっきりとした大人っぽい印象。顔まわりをシャープに見せたいときに◎。

・Uネック：Vネックよりも丸く、広めに開いた襟ぐり。ほどよい抜け感とリラックス感が出る。

・ボートネック：横に浅く広がるデザイン。鎖骨が見えやすく、上品で女性らしい雰囲気に。

・ヘンリーネック：前立てにボタンがついたタイプ。少しラフでこなれた印象を出せる。

このように形によって見た目も印象も変わりますが、今回注目したいのは襟の“広さ”や“詰まり具合”が与える印象の差です。

Tシャツの襟の形別の特徴について詳しくは下記の記事をご参照ください。

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2024.10.30

Tシャツの襟の形別の特徴

https://etshirtya.com/cms/post-1698/

Tシャツはシンプルなアイテムながらも、襟の形によって印象が大きく異なります。襟のデザイン一つで、カ...

襟ぐりの広さが変える“印象とバランス”

襟ぐりが詰まっていると、顔まわりが引き締まり、きちんとした印象に見えます。一方で、広めに開いていると、抜け感が生まれ、こなれた雰囲気に。
たとえば、首が短めの人が詰まったクルーネックを着ると、上半身が詰まって見えてしまうことがあります。逆に首が長い人は、狭い襟ぐりでもバランスよく見えることが多いです。

また、顔の輪郭も重要です。丸顔の人が広めのVネックを着ると、顔がシャープに見えやすく、面長の人が狭めの襟ぐりを着ると、縦のラインが強調されすぎてしまうことも。つまり、襟ぐりの広さは「顔映り」を大きく左右するのです。

襟ぐり”の見つけ方

自分に似合う襟ぐりを見つけるには、首の長さ・肩のライン・顔の形などのバランスを知ることが大切です。たとえば、骨格診断でいう「ストレートタイプ」は詰まったクルーネックが得意とされ、「ウェーブタイプ」はデコルテを見せる広めの襟ぐりが似合いやすいなど、骨格によって相性があります。

試着の際は、ただＴシャツ全体を見るだけでなく、鏡で「首元〜肩のライン」がどう見えるかをチェックしてみてください。以下のようなポイントが参考になります。

・首が詰まって見えて苦しそうに見えないか？
・鎖骨や肩のラインが自然に見えているか？
・顔が大きく見えていないか？

よくあるNG例としては、広すぎる襟ぐりで「だらしない」「下着っぽい」印象になってしまったり、狭すぎて「窮屈そう」「野暮ったい」印象になるケースが挙げられます。

コーディネートへの影響

襟ぐりは、スタイリング全体の自由度にも関わってきます。たとえば、広めの襟ぐりならインナーにタンクトップを重ねたり、ネックレスやスカーフでアクセントをつけやすくなります。一方、狭めの襟ぐりはレイヤードで邪魔にならず、パーカーやジャケットを羽織るときもすっきりまとまりやすい。

Ｔシャツ1枚で着る夏と、重ね着をする秋冬では、選ぶ襟ぐりも変えると着回し力がアップします。夏場は襟ぐりが広めのＴシャツが活躍します。見た目に涼しげで、風通しもよく快適。逆に冬は襟元が詰まっていた方が防寒性があり、インナーとしても優秀です。春や秋など季節の変わり目には、広すぎず狭すぎないバランスのいい襟ぐりを選ぶと、1枚でもレイヤードでも使い勝手が良くなります。

また、襟ぐりの形によってアクセサリーの映え方も変わります。たとえば、Vネックには長めのネックレス、Uネックには丸みのあるチョーカーなど、首元にどんなアイテムを合わせるかも考慮して選ぶと、スタイリングの完成度が上がります。