赤ちゃんにおすすめなTシャツ生地とは?

赤ちゃんは、大人に比べて肌がとても薄く、バリア機能も未熟なため、衣類の素材や縫製が肌に直接影響を与えます。そのため、Tシャツ一枚を選ぶにも慎重さが求められます。特に暑い季節や汗をかきやすい時期には、通気性や吸湿性にも優れた生地を選ぶことが大切です。
この記事では、赤ちゃんにおすすめのTシャツ生地とその理由、選ぶ際の注意点、そしておすすめの素材をご紹介します。
赤ちゃんの肌の特徴とは?
まず、赤ちゃんの肌について簡単に理解しておきましょう。
・角質層が薄くデリケート
赤ちゃんの皮膚の厚さは大人の約半分。とても薄いため、摩擦や刺激に弱く、乾燥や炎症も起きやすいです。
・汗をかきやすい
新陳代謝が活発なため、赤ちゃんはたくさん汗をかきます。汗をかいたまま放っておくと、あせもやかぶれの原因になります。
・温度調節が未熟
体温調節機能が発達途中のため、気温に敏感で、通気性の悪い衣類は体調を崩す原因にもなります。
以上のことから、赤ちゃんには「通気性・吸湿性が高く、刺激の少ない生地」が理想的とされているのです。
赤ちゃんにおすすめのTシャツ生地5選
綿100%(コットン)
最も一般的で安心感のある素材。特にオーガニックコットンは農薬不使用で栽培された綿花を使っており、肌に優しい点で注目されています。
・◎ メリット:通気性・吸湿性・保湿性が高く、肌触りもなめらか
・△ デメリット:乾きにくく、シワになりやすい点
赤ちゃんの肌には「天竺編み」や「フライス編み」といった柔らかいコットンが最適です。
ガーゼ生地(綿ガーゼ)
赤ちゃん用肌着やスタイにも使われる定番素材。2重、3重などで重ねることで、吸湿性と通気性を両立しています。
・◎ メリット:とにかく軽くて柔らかい。汗をしっかり吸ってくれる。
・△ デメリット:引っかかりやすく、洗濯を繰り返すとヨレやすい
とくに夏場のTシャツには「ダブルガーゼ」がおすすめです。さらっとした着心地が赤ちゃんにぴったり。
スムースニット(インターロック)
両面編みの綿ニットで、厚みがありながらもなめらかで伸縮性に優れています。高級ベビー服に使われることも多い生地です。
・◎ メリット:肌当たりがなめらかで、型崩れしにくい
・△ デメリット:少し厚手なので、真夏にはやや暑い場合も
寒暖差がある春や秋に向いています。
モダール(レーヨン系)
ブナの木から作られる再生繊維。コットンよりも吸湿性が高く、とろみのある肌ざわりが特徴です。
・◎ メリット:シルクのようななめらかさ。吸湿・放湿性にも優れる
・△ デメリット:化学処理を経ているため、敏感肌の赤ちゃんには様子を見て導入を
モダール混のコットン素材など、ブレンド生地も検討すると良いでしょう。
竹繊維(バンブーレーヨン)
竹を原料とした再生繊維で、天然の抗菌性をもっています。海外ではベビーウェアでも人気の素材です。
・◎ メリット:抗菌・防臭効果が期待できる。柔らかくさらりとした肌触り
・△ デメリット:吸水性が高く、洗濯後の乾きが遅め
敏感肌でも使えるほどやさしい風合いですが、慎重に試したい素材です。
赤ちゃんのTシャツ選びのポイント
素材以外にも、以下のような点に注目して選ぶと安心です。
・タグや縫い目の位置
直接肌に触れる部分に大きなタグや粗い縫製があると、チクチクして赤ちゃんが不快に感じます。外タグタイプや、フラットシーマ縫製など、縫い目が目立たないタイプが理想です。
・着脱のしやすさ
首元が大きく開く「スナップボタン付き」や「肩開きTシャツ」は、頭の大きい赤ちゃんにも着せやすくおすすめです。
・通気性と伸縮性
赤ちゃんはよく動くので、伸びのよいニット系の生地が動きを妨げません。また、風通しの良さは体温調整のためにも大切です。
季節ごとのおすすめ素材
・春・秋:スムースニットやオーガニックコットンTシャツで保温性も考慮
・夏:ガーゼ生地や薄手の天竺コットン。できるだけ涼しく軽やかに
・冬:スムースや裏起毛タイプの綿素材でやさしく暖かく
まとめ
赤ちゃんにとってTシャツは、単なる衣類ではなく「肌を守るバリア」のような役割も担います。以下の3つのポイントを押さえて選びましょう。
・天然素材・肌触りのやさしさ
・吸湿性・通気性の高さ
・縫い目やデザインの工夫(肌ストレス軽減)
とくに「オーガニックコットン」「ガーゼ」「スムースニット」などの自然素材系は、赤ちゃんの肌にもやさしく安心です。
赤ちゃんが快適に過ごせるよう、季節や用途に合ったTシャツ生地を選んで、毎日をもっと心地よくしてあげましょう。
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