Tシャツの手触りで着心地は違う?
Tシャツを選ぶとき、多くの方がデザインや色、価格を基準にしているのではないでしょうか。しかし、実際の着心地を大きく左右しているのは「手触り」です。Tシャツは直接肌に触れる時間が長いアイテムです。そのため、生地の手触りが合わないと、無意識のうちにストレスを感じてしまいます。反対に、手触りの良いTシャツは、気づけば何度も着てしまう一枚になります。
この記事では、Tシャツの手触りの違いや素材ごとの特徴、やわらかい素材とかための素材の違いについて解説していきます。
「やわらかい」だけでは足りない手触りの表現
Tシャツの手触りを表す言葉として、「やわらかい」という表現がよく使われます。ただし、実際にはやわらかさにもさまざまな種類があります。
“ふんわりと空気を含んだようなやわらかさ。”
“しっとりとしていて、肌に吸いつくような感触。”
“さらっとしていて、指が滑るような軽さ。”
同じ「やわらかいTシャツ」でも、これらはすべて違う手触りです。たとえば、リラックスしたい日に選びたくなるのは、包み込まれるようなふんわり感のあるTシャツでしょう。一方で、暑い季節や汗をかきやすい場面では、さらっとした手触りの方が快適に感じられます。
手触りは、好みだけでなく、着るシーンや季節とも深く関係しています。

Tシャツの手触りを決める要素とは
Tシャツの手触りは、単純に素材名だけで決まるものではありません。主に次のような要素が関係しています。
・糸の太さ
・糸の撚り(より)の強さ
・生地の編み方
・繊維の種類(綿、ポリエステルなど)
同じ綿100%のTシャツでも、これらの条件が違えば、まったく異なる手触りになります。見た目では分かりにくいため、実際に触ったときの感覚がとても重要です。
やわらかい手触りのTシャツの特徴
やわらかい手触りのTシャツは、多くの人が「着心地が良い」と感じやすいタイプです。肌に触れた瞬間の刺激が少なく、リラックスした印象があります。
やわらかい素材のメリット
やわらかいTシャツには、次のようなメリットがあります。
・肌あたりがやさしく、長時間着ても疲れにくい
・リラックスウェアや部屋着として使いやすい
・敏感肌の方でも比較的安心して着られる
細い糸を使い、撚りを弱めにして編まれた生地は、ふんわりとした質感になりやすいです。初めて袖を通したときに「気持ちいい」と感じるTシャツは、このタイプであることが多いです。
やわらかい素材の注意点
一方で、やわらかい素材には注意点もあります。
・洗濯を繰り返すと型崩れしやすい
・生地が薄く、耐久性が低い場合がある
・汗をかくと肌に張りつきやすいことがある
特に夏場やアクティブなシーンでは、やわらかさが逆に不快に感じられることもあります。
運動におすすめのTシャツについては下記の記事をご参照ください。

かための手触りのTシャツの特徴
かための手触りのTシャツは、最初は少しゴワつきを感じることがありますが、実用性の高い素材です。
かための素材のメリット
かためのTシャツには、次のような特徴があります。
・生地が丈夫で、洗濯に強い
・シルエットが崩れにくい
・汗をかいても肌に張りつきにくい
太めの糸を使った生地や、撚りを強くした糸で編まれたTシャツは、シャリ感のある手触りになります。着込むほどに少しずつなじみ、自分の体に合ってくる感覚を楽しめるのも魅力です。
かための素材が向いているシーン
かためのTシャツは、次のような場面に向いています。
・外出用やきれいめカジュアル
・夏場の汗をかきやすい日
・長く使いたいベーシックTシャツ
最初の印象だけで判断せず、用途を考えて選ぶことが大切です。

綿素材のTシャツの手触りの違い
Tシャツの定番素材である綿は、手触りの幅がとても広い素材です。なめらかでやわらかいものから、しっかりとした厚みのあるものまでさまざまです。
綿素材は吸水性が高く、肌なじみが良いのが特徴です。そのため、日常使いのTシャツとして人気があります。ただし、汗をかいたときに乾きにくい点は、人によってはデメリットに感じるかもしれません。
綿(コットン)100%のTシャツについて詳しくは下記の記事をご参照ください。
ポリエステル混Tシャツの手触りと特徴
ポリエステル混のTシャツは、「手触りが悪い」というイメージを持たれがちです。確かに、以前の化学繊維のTシャツは、硬さや蒸れやすさが目立つものもありましたが、最近の素材は大きく進化しています。
表面は綿に近いやさしい手触りで、裏側は速乾性に優れた構造のものも多く、汗をかいても快適さを保ちやすいです。さらっとした軽い手触りが特徴で、スポーツや真夏の着用に向いています。
ポリエステル混紡のTシャツについて詳しくは下記の記事をご参照ください。
手触りの感じ方は人それぞれ
Tシャツの手触りに、絶対的な正解はありません。肌の状態や好みによって、感じ方は大きく変わります。
敏感肌の方は、わずかなざらつきでも気になることがありますし、逆に、あまりにもなめらかすぎると汗をかいたときに不快に感じる方もいます。首元や脇など、部位によって感じ方が違う場合もあります。
そのため、可能であれば購入前に実際に触れてみるのがおすすめです。指先だけでなく、手のひらで軽くなでてみると、着用時の感覚を想像しやすくなります。

自分に合ったTシャツの手触りの選び方
Tシャツの手触りに、万人向けの正解はありません。大切なのは、自分の生活スタイルや好みに合っているかどうかです。
・リラックス重視なら、やわらかい素材
・耐久性や見た目重視なら、かための素材
・夏場や汗対策なら、シャリ感や速乾性のある素材
購入時は、指先だけでなく手のひらで生地を触り、着たときの感覚を想像してみるのがおすすめです。
まとめ
Tシャツ選びで迷ったときは、ぜひ「手触り」に注目してみてください。やわらかい素材にも、かための素材にも、それぞれ良さがあります。
見た目だけで選ぶよりも、自分の肌や着るシーンを意識して手触りを確かめることで、自然と出番の多いTシャツに出会えるはずです。
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